天才桜木花道の急成長にはワケがある

勝つための46秒バドミントン語録

スラムダンク。

日本全国にブームを巻き起こしたバスケットボールマンガの金字塔だ。

1996年の連載終了後もその人気は衰えず、2010年時点での累計発行部数は、国内で1億冊をゆうに超える。


この物語の主人公「桜木花道」は自分が天才だと信じて疑わず、日々それを公言している。

元不良でバスケットボールのバの字も知らなかったが、急成長しチームになくてはならない存在となる。


恵まれた体格。

もともとあった素質。

そして努力。

少年マンガの王道にのっとった展開で成功を掴んでいる。


しかし、桜木が素人からあれだけの急成長を遂げたことに、もう1つ大切な理由があるのはあまり知られていない。

それは、冒頭でも触れた「自分を天才だと信じ、それを周囲に公言してきたこと」だ。

これにはバドミントンにも通じる大切な要素が隠されている。


桜木は、たとえ根拠はなくても、事あるごとに自分の才能をアピールしてきた。

一方、バドミントンの現場を見ていると、彼とは真逆のプレーヤーをよく見る。

彼らは、自分はパワーがない・体が小さい・プレッシャーに弱い・・・など、自分の弱点を平気で人に話す。

これでは、メンタルに苦手意識を植えつけているのと同じだ。


そして、弱気な発言にはもう1つ大きな弊害がある。

想像してみて欲しい。

たとえば同じくらいの実力の選手が2人いたとする。

一方は自分を天才だと公言し、もう一方は常に自分の弱点を口にしている。

あなたが監督だったら、どちらを試合に使うだろうか。


1回の実戦経験は100回の練習よりもプレーヤーを成長させる。

自分をアピールできないというのは、この貴重なチャンスを棒に振っているのと同じ事なのだ。


もちろん実力がなければ試合には出れない。

しかし、「実力さえあれば使ってもらえる」と黙っていては、チャンスはあなたから去ってゆく。

自分をアピールするというのも強さのうちなのだ。


■ 今日の格言 「天才桜木花道の急成長にはワケがある」


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