「GIANT KILLING」は、2007年よりモーニング(講談社)で連載されているサッカーマンガ。
といっても、サッカープレーヤーの話ではない。
この物語の主人公はチームの監督だ。
主人公 達海 猛(たつみ たけし)は、弱小チームETU(East Tokyo United)をその大胆かつ奇抜な戦略で勝利に導いていく。
毎回繰り広げられる番狂わせは、胸がスカッとする。
物語の序盤、達海が監督に就任した時、あまりに破天荒なチーム改革に、ベテラン選手たちは猛反発する。
そこで彼は、ベテラン組と控え組での練習試合を提案し、ベテラン組が勝てば今まで通りのやり方を守ると約束した。
結局、達海率いる控え組は、固い守備を武器にするベテラン組をスピードで崩して大勝を納める。
彼は言った。
「守備が武器?走れないだけだろ?それは武器とは言わねえよ。」
強みだと思っていたことが、実は弱点を隠すためのプレーだった。
これはバドミントンでもよくあることだ。
欠点を克服したことで、これが自分の強みだと勘違いしてしまうのだ。
もちろん、弱点を補うこと自体は決して悪いことではない。
だが、それを自分の強み=主軸にするのは、土台の不安定な建物と同じだ。。
絶対的な強みを持ちつつ、欠点・弱点を補強していかなければ、ETUのベテラン組と同じ道をたどることになるのだ。
自分の強みは、本当に揺らがないものだろうか?
胸を張ってそういえるか、もう一度考えてみよう。
■ 今日の格言 「違いのわかる男は達海の元に集う」