「美味しんぼ」は、日本のグルメマンガの代表的な作品の1つだ。
ビッグコミックスピリッツで1983年から連載を続けていて、高級料理から庶民の食べ物まで、ストーリーのテーマは多岐に渡る。
そんな美味しんぼの中で、ひときわ異彩を放つ食べ物が登場した回があった。
なんと、カツオの刺身をマヨネーズで食べたのである。
最初は嫌がりながらも、主人公の勧めで渋々食べる登場人物たち。
ところが、マヨネーズがカツオの血なまぐささを消して、思わぬ美味だったというのが、ストーリーの概要だ。
真似をした読者たちも「周りは引いてるけどうまい」「がーん、おいしい」など、驚きの声を上げた。
人間の先入観とはいかに頼りないものであるかがわかる好例である。
食べ物の好き嫌い程度ならば、これといった問題はないかもしれない。
しかしバドミントンになると、先入観は無視できない問題だ。
先入観にとらわれると、相手の実績や名前だけであきらめムードになってしまい、本来の力が発揮できなくなる。
そうならないために何をするかは、勝つために重要な要素だ。
この問題を解決するのは、実は意外にカンタンだ。
日々、先入観にとらわれにくくなる練習をすれば良いのだ。
練習といっても、そう大げさなことをする必要はない。
錯覚を使ったトリックアートやだまし絵の本を買ってきて見るといった小さなことで十分だ。
今回紹介した美味しんぼのような、見た目は悪くても美味しいという体験をするのも良いだろう。
継続していれば、確実に効果は現れる。
先入観は気づかないうちに悪さをする。
まずは自分が先入観にとらわれやすいことを理解することが大切だ。
・・・気づいていないものは直しようがないのだから。
■ 今日の格言 「勝者が刺身にかけるのはマヨネーズである」