型落ち・展示品処分・サイズ不揃いなどの理由で格安販売される商品・・・訳あり品。
見てくれは悪いが中身は正規品と同等で値段も安い、節約志向の庶民の味方だ。
それまで廃棄処分されていた商品が再利用でき、ゴミ減量の効果もあることから、近年のエコブームも手伝い流行になっている。
また、訳あり品が見直されている背景には、うわべより中身や本質を重視する消費者が増えたせいだといわれている。
うわべより本質・・・これはバドミントンでも重要なポイントだ。
強いスマッシュ・きれいなフォーム・・・といったプレーの見栄えを追求するプレーヤーをよく見る。
あこがれて真似したくなる気持ちは、わからないでもない。
ゲームを優位に進めるための大切な要素であることも否定はしない。
しかし、考えてみて欲しい。
強いスマッシュ・きれいなフォームが身についたとする。
でも、それだけで本当に勝てるだろうか?
いくら強力なスマッシュを打てたところで、相手に読まれていれば通用しない。
どんなにきれいなフォームでレシーブできても、理論に基づいた戦略性のある配球ができなければ勝つことはできない。
無様で危なっかしくても、点を取れる取れるプレー。
それがバドミントンの本質だ。
どんなにうわべが良くても、本質を欠いては意味がないのである。
バドミントンに勝てるのは、強いスマッシュが打てるプレーヤーではない。
相手コートにシャトルを落とせるプレーヤーだ。
うわべにだまされず、その本質を忘れないようにしたいものである。
■ 今日の格言 「勝負の神様は訳あり品に目がない」