ブームは終わったといわれているが、根強い人気がある「お笑い」。
テレビでお笑い芸人の顔を見ない日はないし、お笑いスクールがオーディションを開けば、毎回多数の応募者が集まるという。
不況の続く日本に笑いと元気を振りまく彼ら。
しかし、彼らが全員、面白くバイタリティにあふれる人間かと言えばそうでもない。
● テレビでは暑苦しいほど元気でもプライベートでは無口
● チャラいキャラで売り出しているのに、実際はまじめ
● お笑いライブでは爆笑をさらうのに、家族にはつまらないといわれている
といった例は、いくらでもある。
そんな彼らが、なぜブレイクできたのか。
答えは、自分のキャラを設定し、それを「演じている」からだ。
人間は、役を演じることができる動物だ。
たとえば圧倒的な表現力で不動の人気を得ている劇団の「劇団四季」。
その演技は、観客の心を大きく揺さぶる。
しかし、出演している俳優や女優に、演目と同じ体験をしたものがいるだろうか。
実体験を元に、殺人者を演じることなど不可能だ。
要は割り切り、思い込みなのだ。
バドミントンも同じだ。
「もっと強気な攻めができれば、勝てるのに。」
「追い込まれたらすぐあきらめるこの性格は、バドミントンには向いていないかも。」
と悩む前に考えてほしい。
強い選手が全員、生まれつきメンタルが強いわけではない。
多かれ少なかれ、どんな人でも理想の形を演じているのだ。
自分を変えるのは、確かに難しい。
しかし、理想の自分を演じることはできるはずだ。
■ 今日の格言 「芸人はバドミントンでもブレイクする」