フォルトは一言で言うとこちらのミスに対する罰則で、その範囲はサーブミスからアウトまで多岐に渡ります。
しかし、中には例外的にフォルトにならないケースもいくつかあります。
ここではその具体例を見ていきましょう。
まず、コートの外にあるものや人にシャトルが触れた場合。
当然フォルトですが、建物の構造上必要な際は、日本バドミントン協会の承認を得た上で会場ルールを設定することができます。
たとえば、あまりにも天井の低い体育館では、引っかかってもフォルトにならないという特別ルールを設定できるということです。
次は、シャトルの2度打ちについての注意点です。
同じプレーヤーが連続してシャトルを打てば、当然フォルトになります。
しかし、シャトルが1回のスイングでラケットヘッドとストリングドエリアで連続して打たれた場合は、フォルトにはなりません。
つまり、ラケットを引き戻してシャトルを打ち直さなければ2度打ちにはならない、ということですね。
最後は、ラケットや体の一部がネットを超えて相手コートに侵入してしまった時のフォルト。
しかし、このフォルトにも例外があります。
それは、ストロークの際、シャトルを追ってラケットがネットを超えてしまった場合です。
ネット際でプッシュを打ったあと、相手コートにラケットが出てしまってもフォルトにはなりません。
プレーそのものに関わってくる部分ですので、審判をされる方はもちろん、プレーヤーの方もしっかりと理解しておきましょう。