考えの合わない人との人間関係構築法

メンバー

バドミントンでも、仕事でも、家庭でも、避けては通れないのが人間関係。

当然、考えの合わない人も出てきます。

ただ、考えが合わないから付き合いをやめる、というのはあまりにも幼稚ですし、出来ないことの方が多いでしょう?

そんなときはこんな方法を試してみてください。

きっと何かが変わるはずです。

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ユウヤとサツキは、今日も二人でダブルスの猛特訓。

休憩時間中、サツキがユウヤに、話しかける。

どうやらコンビネーションについての提案をしているようである。


「ねえ、こういう時、わたしがもう少し前に詰めたらいいと思うんだけど。」

「何で?」

「何となくその方がうまくいくと思わない?」

「だから何で?」

「・・・」


ちょうど、休憩時間が終わってしまい話はここで途切れてしまった。

せっかくした提案をユウヤが全然聞いてくれず、ちょっと気分の悪いサツキ。

ユウヤは、そんな彼女の心境に全く気づいていないようで、真剣な目でシャトルを追っている。


メンバーの練習を見て回っていた、なにわスマッシュコーチ・ソネさんが、ユウヤ・サツキペアのゲームに目を止める。

どうやら気づいたことがあるようだ。


「ユウヤ君。サツキちゃんにもう少し前に詰めてもらったらどうだ?」

「どうしてですか?」

「それはな・・・」

「なるほど!さっそくやってみます!!」


面白くないのはサツキ。

・・・なんで私の言ったことは無視するくせに、ソネさんの言うことは聞けるわけ!?


「ねえ、ちょっと。私も同じことを言ったのに、この扱いの差は何?」

「だって、お前の言ってること分かんねぇんだもん。」


ブチッ


なにわスマッシュメンバーの背中に忍び寄る、言いようのない悪寒。

久しぶりの「サツキ・スペシャル」が、メンバーたちの鼓膜を振るわせる。


「このスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ!!ウガァァァァアァァア!!!」


同じことを話したのにユウヤは、なぜこんなにも違う対応をしたのだろうか。

どうやら、ソネさんの方がバドミントン歴が長いから、というだけではなさそうである。

ポイント

人間関係に深く関わる人の思考方法には二つのタイプがあります。

まずは自分の経験と、理論に裏打ちされたデータを頼りにする理論派タイプ。

主に理数系に多いタイプです。


次に言葉では説明できない第六感と、信頼のできる人からのデータを頼りにする感覚派タイプ。

主にクリエイティブな人に多いタイプです。


理論はタイプはその情報の出所は気にしませんが、そこにきちんとした理由がなければ絶対に納得はしません。


原因が分かれば対策は簡単です。

理論派の人に何かを依頼をするときはその理由・理屈を添えてあげればいいのです。


逆に、感覚派の人に何かを依頼するときは、身振り手振りを加えたり、擬音語など感覚的な言葉を使った説明をすると効果的です。


小さなことですが人間関係構築には有効です。


余談になりますが、サツキさんが叫んでいた「スリ・ジャヤワルダナプラコッテ」はスリランカの首都です。


【 本日の教訓 】
  ~理屈なしで動くのはマンガとドラマの主人公だけである~


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