意思が伝わらない時のチェックポイント

練習

こちらが少し話しただけで察してくれる人もいれば、全然察してくれない人もいます。

どうでもいいことならば、それもあきらめがつきますが、バドミントンに関係することだったら意思が伝わらないのは致命的です。

どうして分かってくれないんだ!?と起こるその前に・・・

こんなチェックをしてみてはいかがでしょうか。

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ある日の練習。

大会が近いこともあって、練習にも熱が入るなにわスマッシュのメンバーたち。


中央のコートでペアを組んでいるのは、ユウヤとサツキ。

息もピッタリ合っていて、いいカンジである。

しばらくして、プレイを止めたサツキがユウヤに声をかけた。


「ねえ、ちょっと一息入れたくない?」

「あ?別に。それよりミスが多いぞ。もっと気合い入れろよ。」


プチッ


面倒くさそうなユウヤの返事に、サツキの額に血管が浮き上がる。

その瞬間、それまでざわついていた体育館が不気味なほど静まり返った。


「このステレンキョウ!!」


耳をふさいでも響き渡る大音響。

あわてて逃げる、窓際の小鳥たち。


一度キレたら、もうどうにもとまらないサツキ。

そのノンストップぶりは、山本リンダも顔負けである。

自分のラケットを投げつけ、そのまま帰ってしまった。


ついさっきまで息もピッタリだった2人。

どうしてこんなことになってしまったのだろうか?

ポイント

自分の意思が伝わらない人。

相手の意思が分からない人。


皆さんの周りにもいるのではないでしょうか。


あなたが、サツキさんだったとしてら、想像してみてください。

あなたはユウヤ君になんといいますか?


「一息入れよう。」とか「一息入れたい。」でしょうか。

それとも「一息入れたくない?」とか「疲れない?」でしょうか。


前者を直接的表現、後者を婉曲的表現といいます。

人には直接的表現を好む人と、婉曲的表現を好む人がいます。


そして、直接的表現を好む人には婉曲的表現は伝わらないことがほとんどです。

そう、「○○したくない?」は通じないのです!!


そういう人には、図々しいと思われるのでは、と心配せずに「○○したい」とハッキリ言ってあげてください。


相手は気づかないだけで、別に意地悪をしているわけではありません。

バドミントンをやる仲間ですから遠慮しなくても大丈夫。

はっきりと伝えてあげれば、それだけでほとんどのすれ違いは解決します。


最後に余談となりますが、サツキさんが叫んでいた「ステレンキョウ」はある落語に出てくる魚の名前です。


【 本日の教訓 】
  ~「○○しない?」は伝わらない~


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