誰にも反対されない物事の決定法

チーム

プレーや練習の方針から、備品購入、チーム運営に関することまで・・・

バドミントンチーム内には、決めなければいけないことがあふれています。

そこで反対やトラブルが起こるのは・・・こんなことを見落としているからかもしれません。

それではストーリーをどうぞ。

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なにわスマッシュはバドミントン以外でも交流が多い。

酒飲みが多いこともあって、宴会を開けばいつも大盛り上がりだ。


ほぼ毎月行われている宴会の幹事は、メンバーが交代ですることになっている。

今回の幹事はユウヤとサツキ。

サツキがそろそろ場所取りに動こうとしていたある日。


「おう、サツキ。会場だけどいつもと同じで良かったよな。予約入れておいたぜ。」

「えっ?もうとっちゃったの?」

「おう。」

「本当にもうとっちゃったの?」

「おう、週末はすぐに席がうまっちまうからな。」


自分の手際の良さを褒められることを期待していたユウヤ。

だが、どうも様子がおかしい。

サツキの額に青筋が浮き上がっていく。


「何で決めちゃうのよ、バカ~~~~~~!!!!!!!」

「へ???いつもの店にいつもの時間、いつもの会費で良かっただろ?」

「そうだけど、とにかくバカ~~~~~~!!!!!!!」


サツキの金切り声が、体育館の空気を切り裂く。


何も間違ったことをしていないのに、とにかくバカって言われても・・・

ひとり立たずむユウヤだった。

ポイント

良かれと思って早めの行動をしたユウヤ君。

なぜか機嫌を損ねてしまったサツキさん。

特にユウヤ君が悪いことをしたようには見えないのに、どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。


それは・・・ユウヤ君がサツキさんに何の相談もせずに店を決めてしまったことです。

当たり前すぎるほど当たり前のことです。

しかし、「これくらいのこと」と、つい疎かにして後から反対やトラブルの原因になります。


人には、結果さえきちんとしていればOKなタイプと、そのプロセスを重視するタイプがいます。


プロセス重視の人は、どんなに小さなことでも、自分が参加しないで決まったことには不満を抱きます。

ひどい場合だと、反対理由がないにも関わらず文句を言い出すことも・・・


これは、事前にほんの一言

「・・・にしようと思うんだけど良い?」

と、断りを入れるだけで解決します。

たったそれだけのことが、「決定に自分も参加できた」という満足感を与えてくれるのです。


小さなことこそ、決める前に断りを入れる。

その重要性を知っていると、チーム内のやりとりはグッとスムーズになります。


【 本日の教訓 】
  ~『参加することに意義がある』のはオリンピックだけではない~


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