ポーカーというゲームには、1つ大きな特徴がある。
それは、「降りる(ドロップ)」ことができるということだ。
相手の方が強いと感じたら、その勝負を流すことができる。
こちらの手が強いと悟られれば相手に逃げられてしまう。
このルールから生まれたのが「ポーカーフェイス」である。
こちらが優位に立った時のポーカーフェイスが大切なのは、バドミントンも同じだ。
元バルセロナオリンピック日本代表の陣内貴美子は、あるインタビューでこんなことを言っている。
「わたしは格上の選手に勝ってもポーカーフェイスを通しました。
喜んでいるのがバレたら、『何だ偶然か。次は勝てるな』と思われてしまうから。」
不安や弱気を表に出してはいけないのは、誰もが知っていることだ。
そんなことをすれば、相手に心理の風上に立たれてしまう。
しかし、勝った相手に対しても感情をコントロールしている人はあまりいない。
本当に強い人は、その時々のゲームだけに終始しない。
次のゲーム、そしてそのまた次のゲームと布石を打ち続けるのだ。
■ 今日の格言 「強豪校のメンバーはポーカーも強い」