バドミントンが上手い人は成金に慎重

勝つための46秒バドミントン語録

「成金」という言葉がある。

急にリッチになった人のことをこう呼ぶが、もともとは将棋用語だ。

「歩」や「香」など、下位の駒が「金」と同じ階級に変化することからきている。


成金した駒の動き方は、金と同じになる。

そして、成金をするかどうかは、棋士の判断に任されている。


こう書くと、下位の駒は成金した方が良いように思える。

しかし、将棋の上手い人の場合、あえて成金しないことも多い。


それは一度金になってしまうと、その駒特有の動きができなくなってしまうからだ。

特に「桂」は、そのトリッキーな動きができなくなるので、慎重な判断が必要になる。

プロ棋士同士の対局だと、それだけで長考することも珍しくない。

一概に、下位駒が金より劣るとはいえない。

もっと言えば、局面によっては駒の花形である飛車や角より、歩の方が役立つことだってあるのだ。


バドミントンのショットにも同じことが言える。

自分のコンディション・パートナーとの相性・相手のタイプ・ゲームの展開など・・・

有効打は状況に応じて変わってくる。

しかし、初・中級者には、「難しいショットほど良い」と、難易度だけで優劣をつけている人が意外に多い。


将棋の駒と同じように、バドミントンのショットにも絶対的な優劣はない。

有効打になるかどうかは、その使い方で決まるのだ。


■ 今日の格言 「バドミントンが上手い人は成金に慎重」


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