今や誰もが持っている携帯電話。
その中でもスマホ(スマートフォン)の人気は特に高い。
海外メーカーも多数参入し、熾烈なシェア争いを続けている。
その一方で、日本独自規格の携帯電話(通称:ガラケー)は根強い人気に支えられている。
流行に乗ってスマホを買ってみたものの、馴染めずにガラケーに戻ってしまう人も多い。
やはり日本人には、日本人のために作られたものがしっくりくる、ということだろうか。
世界で広く受け入れられているからといって、自分にも合うとは限らない。
以上を踏まえて、今日はバドミントンの「コツ」についての話をしよう。
コツを考える上で、1つ知っておきたいことがある。
それは、コツには2つの種類があるということだ。
1つは、多くの人に当てはまる「一般的なコツ」。
そしてもう1つは、自分にしか当てはまらない「自分だけのコツ」である。
指導者や教本が教えてくれるコツは、一般的なコツである。
しかしこれは、そのままでは上達につながらないことの方が多い。
なぜなら、プレーヤーには個性があるからだ。
コツは、体格・体力・プレースタイルといったことを加味した上で、自分なりのコツにつくりかえなければ機能しないのである。
本当にバドミントンが上手い人は、コツは教わるものではなく見つけるものだということを知っている。
逆に、伸び悩んでいる人は、一般的なコツを覚えたところで満足していることが多い。
コーチが教えてくれるのは、あくまでも自分だけのコツをつくるためのたたき台だ。
もう一歩踏み込んで、自分の中に落とし込めているか、常に考えるクセをつけたいものである。
■ 今日の格言 「テクニシャンの携帯はガラケー」