羽生善治はバドミントンも名人級

勝つための46秒バドミントン語録

羽生善治は、いまだ破られぬ7冠独占という偉業を成し遂げた名棋士だ。

複数の戦法を使いこなすオールラウンドプレイヤーで、その優雅な棋風は観戦者を魅了する。


また、意外に知られていないことだが彼はチェスも強い。

多忙のため月に1,2度程度の練習しかしていなかったにも関わらず、26歳から始めてわずか2年で全日本百傑戦で優勝を果たしている。


彼は言う。

「直線で30-40手。枝葉に分かれて300-400手。」

つまり、30手から40手先を読み、その先をさらに300手から400手読むというのだ。

この言葉からも、彼がいかに勝負の全体像・大局を重視しているのかがわかる。


将棋における初心者と上級者の1番の違いは、大局で勝負を考えられるかどうかだ。


初心者は、飛車や角といった盤上を大きく動ける駒を重宝し、歩を捨て駒にする。

多くの駒を取ることを目的にし、飛車・角を取られまいと必死になる。

その結果、気づかないうちに戦況は悪化していく。


しかし上級者は違う。

彼らが優先するのは1枚1枚の駒ではなく、あくまでも大局。

そのため持ち駒に執着せず、場合によっては飛車や角より歩を優先することさえある。

「歩の使い方を見れば、棋力がわかる」という言葉があるほどだ。


バドミントンでも同じことが言える。

極端な話、たとえ負けても得意なプレーができれば、自分の仕事はできたなどと勘違いしている人は意外に多い。


勝負の本質は内容ではなく結果。

どれだけ良いショットを打とうが、負けてしまえば全ては終わりだ。

目先のことにとらわれず、大きな流れで勝負を見られるプレーヤーでありたいものだ。


■ 今日の格言 「羽生善治はバドミントンも名人級」


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