教育にかけるお金が減ってきていると言われる昨今だが、それでも学習塾に通う子供は多い。
深夜のバスや電車に乗ると、塾のテキストを手にした小中学生をよく見る。
一方、学習塾側はというと少子化の影響で、競争が激化している。
講師の育成や、テキスト教材の開発、低価格化に力を入れるなど、子供の囲い込みに必死だ。
インターネットによる講義の配信など、その形態も多様化している。
このように差別化・多様化が進む学習塾だが、共通している部分も多い。
例えば学習方法。
ほとんどの塾では、得意科目と苦手科目を交互に勉強するよう指導する。
最初に得意科目をやることでモチベーションを上げる。
上がったモチベーションで苦手科目を乗り切る。
そして、最後に得意科目をやることで気持よく勉強が終わる。
こうすることで、モチベーションと効率を最大限に高められるというわけだ。
これは、バドミントンの練習にも応用できる考え方だ。
バドミントンの現場を見ていると、得意なことか苦手なこと、どちらか一方に特化した練習をしている人が目に付く
だがこれは、あまり効率的な練習とは言えない。
得意なことばかりやっていては、苦手なことはいつになっても解消できない。
逆に苦手なことばかりやっても、気分が乗らず効率は上がらないのだ。
練習に使える時間は無限ではない。
高い意識と効率を維持できなければ、勝てるプレーヤーになれない。
そしてこれらは、工夫さえすれば自分でコントロールできるものなのだ。
■ 今日の格言 「デキるヤツの練習は学習塾方式」