上達が速い人は缶ジュースが開けられない

勝つための46秒バドミントン語録

ある行動調査によると、

「缶ジュースがうまく開けられない」と言ってくる女性は計算高いと思われるそうだ。

自分のか弱さをアピールしつつ、男性との距離を詰める。

そんな行動と捉えられやすいのだという。


一般的に計算高いというのは、あまり良いイメージを持たれない。

しかし、女性向けの「モテる方法」的な本を読むと、必須スキルとして挙げられているのだから面白いものだ。


計算力が役に立つのは、何もモテるためだけではない。

バドミントンをはじめとする勝負事にも大いに役立つ。

ここでは、こんな例を取り上げてみよう。

皆さんもどちらが良いか、考えてみてほしい。


●モチベーションが高まるから長所を伸ばすほうがいい。

●欠点を直した方が総合力を高められる。


どちらももっともだし、考えるほどに迷ってしまう。


結論から言うと、今、どちらかを選べる人は頭が固い。

この場合の正解、それは・・・「その時々で効果が高い方を取ること」だ。


オフシーズンで時間のあるときならともかく、プレーヤーが本番までにできることなど限られている。

だったら、最小の努力で最大の効果を上げられる方法を取った方が良いに決まっている。


欠点を直すほうが手間がかからないのなら欠点を直す。

欠点に目をつぶって長所を伸ばしたほうが勝てるのならそうする。

ただそれだけのことだ。


さて、長所や短所の矯正をする際、もう1つ注意したいことがある。

それは、1箇所を直せば、ほとんどの問題が解消できる肝(ポイント)になる部分があるということだ。


例えば、攻撃力に課題のあるプレーヤーがいるとする。

こんなとき、すべてのショットを修正していてはとても時間が足りない。

だが、強いスマッシュさえ打てれば、それ以外のショットへのマークが甘くなるため、総合的な攻撃力が上がるとしたらどうだろう。

そこに集中するのが、一番効率的なのは一目瞭然だ。


労力や時間は限りある資産だ。

それをどう使い、どれだけの成果をあげられるかは、計算力にかかっている。

常に長い目で自分を見ることを忘れてはいけないが、時にはシンプルに考えた方が良い場合もあるのだ。


■ 今日の格言 「上達が速い人は缶ジュースが開けられない」


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