現在、シャトルの材料として使われているのは、質が良く安定供給のできるガチョウとアヒルの羽根です。
このうち、ガチョウの羽根は、軸が太く耐久性があるため、グレードの高いシャトルに使われます。
一方、アヒル羽根は練習用シャトルに多く使用されています。
また、動体視力を鍛える練習球として作られているのが、黒ガチョウの羽根を使ったブラックシャトルです。
ただし、公式な大会で使われるシャトルは白と決まっているため、このシャトルが使えるのは練習やローカル大会などに限られます。
なお羽根には、右の翼から取られる右羽根と、左の翼から取られる左羽根があります。
しかし、右羽根と左羽根では、反りや巻き具合に微妙な差があり、混ぜてしまうと飛行性が不安定になってしまいます。
そこで、1つのシャトルを作る際は、どちらか一方だけを使うのです。
ちなみに、昔のシャトルコックには、水鳥の他にも、ニワトリやカササギといった陸鳥の羽根が使われていたようです。