バドミントンラケットのフレームはスイートスポットの広さに関わる重要な部分です。
フレームには様々な形状がありますが、現在の主流は、アイソメトリックタイプ。
アイソメトリックタイプのフレームは、通常のラケットに比べ、上部の幅が広くなっているのが特徴です。
この形状により、スイートスポットが広くなり、打点のズレをラケットが修正してくれるため、コントロール性が上がります。
ただ、エネルギーがフレームの一部に集中するため、通常のものより耐久性が劣る傾向があります。
また、フレームの厚み(フレーム厚)も、パワーの伝わり方や打感に影響を与える要素です。
厚さ10~11mmのノーマルボディを基準に、12~15mmのワイドボディや、8~9mmのスリムボディといったものがあります。
フレームは、厚くなるほどパワーが伝わりやすく、薄くなるほどたわみや振動が小さく、シャープな打感になります。
なお、ワイドボディのフレームは、空気抵抗が大きくなる傾向があるため、断面の形状を流線型(エアロシェイプ)になっていることがほとんどです。