バスケットボールやバレーボールと違い、バドミントンは道具の消耗がとても早いスポーツです。
そんなバドミントンの消耗品の中でもダントツにたくさん使うのが「シャトルコック」。
私たちからすれば当然ですが、初めてバドミントンの試合を見る人は、どんどんシャトルを交換しているのを見てビックリすることもあるようです。
ほとんどのチームは、練習用のシャトルを貴重な部費で買っています。
値段と品質のバランスを見て良いシャトルを使い、少しでもコスト削減をしたいところですね。
さて、シャトルを長持ちさせるには良いシャトルを使うのももちろん大切ですが、保管の仕方でもずいぶん変わってきます。
ここでは、正しいシャトルの保管方法をご紹介します。
簡単な方法ですので、ぜひ実践してくださいね。
まず、筒のキャップを開けたままにしているのであれば、使わないときは閉めるようにしましょう。
それだけで直射日光やエアコンの風が直接当たるのを避けることができ、シャトルの品質を劣化させる一番の原因の「湿度と気温の変化」を軽減できます。
そのまま風通しの良い日陰などで保管してください。
それから、筒を横に倒したまま保管したり、上下をひっくり返したままにしているのも望ましくありません。
羽根に変な反りがついてしまい、フライトが不安定になってしまうからです。
また、夏場と冬場の保管場所には特に気を付けなくてはなりません。
日本の夏は高温多湿。
あまり気温が上がりすぎる場所にシャトルをおいていると糊が溶け出してしまうこともありますし、湿気が多すぎて羽根にカビが生えてしまうこともあります。
逆に、冬場は気温が低く乾燥するので、適度な湿度があるところで保管しないと羽根やコルクの水分が失われ、壊れやすくなります。
バドミントンはシャトルがなければ成立しないスポーツです。
その上達には、どれだけたくさんシャトルを打てるかが重要になります。
チームのメンバーが少しでも良い状態のシャトルをたくさん打てるよう、しっかり保管してあげてくださいね。