全日本総合や日本リーグ、国体などレベルの高い大会で使われるコートマット。
通常、体育館はバドミントン、バスケットボール、バレーボールなど、さまざまな競技のラインが混ざっています。
しかし、コートマットを敷くとバドミントン専用体育館に早がわり。
ゴム製で足が滑りにくくなるので、選手のケガを防止する効果もあります。
ところでこのコートマット、1コート分でいくらくらいするかご存知ですか?
1万円?
5万円?
10万円?
新品だとなんと100万円。安くても90万円以上します!
大規模な試合だと、これをコート30面分以上用意しなくてはいけません。
バドミントンって本当にお金のかかるスポーツです(笑)。
もっとも、大会ごとに新品を使うのでなく、バドミントン協会所有のものや、公共の体育館の備品を集めて使うことが多いようです。
それでも輸送費を考えると、多大な金額がかかることが想像できます。
設置や片付けも大変です。
通常、いくつかに分割されたロール状になっているのですが、ゴム製でとても重く大きいので、搬入だけで一苦労。
4人で敷いて1面分で2時間以上かかることも珍しくありません。
しかも、少しでも空気が入るとプレー中にずれてしまうため、キレイに敷くには経験が必要です。
これだけのお金と手間がかかるのですから、オープン大会や市民大会では使われないのも納得ですね。
プレーヤーの憧れ、コートマット。
その舞台に立てるよう、皆さんもがんばってくださいね。