バドミントンの審判員には、コート上で直接ゲームをジャッジする主審・線審(ラインズマン)・サービスジャッジの他に、審判ならびに大会運営そのものを統括する競技役員長(レフェリー)・競技審判部長(デピュティーレフェリー)・競技審判副部長という計6種類の役職があります。
今回はその中で、サービスジャッジについて解説していきます。
サービスジャッジの役割は、サービスフォルトの有無を判定し、もしサービスフォルトがあれば「フォルト」のコールをすることです。
バレーボール・テニス・卓球などサーブがあるゲームでは、主審および副審がサーブの正当性を判断しますが、バドミントンの場合は専門の役職が用意されているというのは面白いですね。
バドミントンのサーブは、腰より高い位置で打ってはいけない・打つ時にラケットのシャフトが下向きでなければならないなど、他のスポーツより複雑です。
そのため、正確なジャッジには専門の審判員を置く必要があるというわけです。
ちなみに規約では、サービスジャッジをやるには、主審同様に日本バドミントン協会が認定する2級以上の公認審判資格を持っていなければならない、と定められています。