大きなマイナスになってしまう相談とは?

ガット

自分ではなかなか決められないことってありますよね。

そんなとき、相談できる人がいるのは心強いものです。

でもお気をつけください。

相談は、やり方次第であなたにとって大きなマイナスになる可能性があるんです。

それではストーリーをどうぞ。

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「変えるべきか・・・変えざるべきか・・・うーん、どうしよう。」


サツキは迷っていた。


数日前、バドミントンショップをのぞいたサツキは、特売品のガットを見つけた。

それはいつも自分が使っているよりゲージの細いガット。


前々から興味があった極細ゲージ。

しかも大特価。

細いガットを使えばシャトルの伸びが良くなるっていうけど・・・

でも、切れやすいし打球の安定感は太いほうが良いっていうし・・・


自分では決められないと思ったサツキは、キョウちゃんに相談を持ちかけた。


「ねえ、キョウちゃん。今度ガットを変えてみようと思うんだけど...」

「うーん。やっぱりガットは太いほうが良いと思いますよ。お姉さまコントロール重視でしょ?」

「なるほど・・・」


すると、それを見ていたソネさんがすかさず口を挟む。

「サツキちゃんはこれからもっとショットにスピードを出したほうが良いよ。やっぱりガットは極細ゲージだよ。」

「・・・はぁ。」


さらにそれを聞いていたユウヤが口を出す。


「ガットなんて安けりゃ何だって良いんだよ。そんな小さなことを気にするよりもっと練習しろよ。」

「・・・」


結局悩み抜いた末、いつものガットを使うことにしたサツキ。

でも、ことあるごとに特価ガットが頭に浮かんでしまう。

数日後、あのバドミントンショップをのぞくと特価ガットは影も形もなくなっていた。


「やっぱりあっちにしたら良かったかなぁ。」

ポイント

ここにひとつ、興味深い調査結果があります。

心理学者のベイエスが3,000人以上を対象に行った性格調査なのですが、これによると、決断の早い人は、周囲の人に相談しないのだそうです。


相談しないから惑わされずに、早い決断ができる。

ある意味当たり前ですね。


さて、この調査結果には続きがあります。


それは、決断の早い人(あまり相談しない人)には、自分に自信を持っている人が多く、収入も多い。

反対に、決断の遅い人(相談をよくする人)は、人に依存する傾向があり、収入の少ない人が多いというものです。


もちろんこれは、すべての人に当てはまるわけではないでしょう。

しかし、相談が決断を人任せにしてしまう要因になる可能性は否定できません。


でも、一切相談しないというわけにもいきませんよね。

どうすれば良いのでしょうか?


そこでもし相談したいことがあったら、

「○○した方がいいかな?」ではなく、「どうやって○○したらいいかな?」と聞くようにしてみましょう。

これだけで責任感と積極性を持つことができます。


<<本日の教訓>>
  ~相談でもらうのは決断ではなくアドバイス~


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