バドミントンに限らず、大きなスポーツの大会を見ていると、アスリートたちの健闘に胸を打たれます。
「よし、俺もがんばるぞ!!」という気持ちがわいてきますよね。
でも、そんな気持ちも一晩寝れば消えてしまうことがほとんど。
そんなことにならないために、このストーリーをどうぞ。
スポンサード リンク
バドミントンに限らず、大きなスポーツの大会を見ていると、アスリートたちの健闘に胸を打たれます。
「よし、俺もがんばるぞ!!」という気持ちがわいてきますよね。
でも、そんな気持ちも一晩寝れば消えてしまうことがほとんど。
そんなことにならないために、このストーリーをどうぞ。
スポンサード リンク
奈良や京都では紅葉が見ごろらしい。
試験準備で忙しい岡崎は、朝一番に学校にやってきた。
まだ辺りは薄暗いというのに、グラウンドには陸上部員たちが溢れていた。
熱の入った練習を見ながら校門をくぐろうとした岡崎は、彼らの中によく知った顔を見つけて、立ち止まった。
バドミントン部員の品川だ。
驚いて声をかけた。
「おい、品川。どうしたんだ?こんな朝早くから。」
「あ、おはようございます。もちろん朝練ですよ!」
「そんなこと言ったって、まだ6時だぞ。」
岡崎が驚いたのには理由があった。
品川はどちらかというと、熱心に練習をするというタイプではない。
もともと器用なタイプらしく、どんなプレイもそつなくこなす。
それが急にこんな朝早くから・・・
疑問はすぐに解消された。
「だって渋谷に負けたんですよ。こんなことあっていいはずないです!!ちゃんと練習すればあんな奴に・・・」
岡崎は思わず笑ってしまった。
そして話を続けた。
「そうか、渋谷に勝ちたいか。」
「当たり前です!!」
「・・・じゃあ朝練やめろ。」
「はい!?」
唖然とする品川をよそに、岡崎の話は続く。
「いきなりハードなことをやったって、すぐに投げ出して終わりだ。継続できない練習に意味はないぞ。」
「まあ・・・それはそうですが・・・」
「どんなトップアスリートだって、体と心の準備をして少しずつ負荷を上げるものだ。」
「・・・」
「まずは、自宅の周りを軽く走るくらいにしたらどうだ?確かお前の家の周りって、紅葉がきれいだったろう?」
ポイント
継続のコツ、お分かりいただけましたでしょうか。
今回のポイントは、「最初から本気にならないこと」。
私たちの潜在意識は、いつもと同じ自分を保とうとします。
急激な変化は挫折の元。
最初からアクセル全開の人は、最初こそスピードがありますが、結果的には挫折によって、前進どころか後退してしまうことすらあります。
スタートはちょっと物足りないくらい。
そして、少しずつ負荷を高めていくことが、継続のサイクルを作ることにつながるのです。
これを聞いても、怠けているのではないかと自責の念を感じてしまう方。
そんな方は、空いた時間や余力を「自分を振り返る時間」に使いましょう。
余裕のある時期に、自分を振り返る習慣をつけておくと、全力を出す段階や、忙しい時でも常に余裕が持てるようになりますよ。
スポンサード リンク