ラリーで競り負けた時こそするべきこと

ラリー

バドミントンのラリーは長くても1分。

そのわずかな時間に精一杯集中力を注ぎこむだけに、競り負けた時の精神的ダメージはかなりのもの。

ここで気持ちを強く保たなければいけないのはわかるのだが、それがなかなか難しい。

そんなとき、レシーブプリンセス優子だったらどうするだろうか・・・

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燃え尽きたぜ・・・真っ白にな・・・


1分を超える長いラリーに競り負け、疲れきった順平は体育館の天井を見上げた。

どっとあふれる疲労感。


相手はレシーブプリンセス優子のペアだ。

それなりにタフなゲームになると予想はしていた。

しかし、まさかこれほどとは・・・


体力的なところも大きいが、最後の最後で踏ん張れなかったという精神的なダメージも相当なものだ。

足が重い。

腕が上がらない。

 

順平たちはその後、なんとか巻き返そうと必死にがんばった

だが結局押し切られてしまい、そのセットは落としてしまった。


第2セット。

第1セットの復讐とばかりに、攻めまくる順平たち。

だが、さすがはレシーブプリンセス。

そうカンタンには落とさない。


やがて、順平が打ったヘアピンを優子のパートナーが拾い損ねた。

長かったラリーがようやく終わった。


勝った!

ゲームは序盤だが、フルセットのゲームを制したときのような充実感を覚える順平。


いくら優子でも、これだけ攻めれば疲れているはず。

このチャンスを一気に叩くぞ!

鼻息の荒い順平。


だが・・・優子は落ち着いていた。

ゆっくりと汗を拭き、パートナーの肩をポンと叩いた。


「良い・・・ラリー・・・だったね。すごい。」


それまで疲労感を漂わせていたパートナーの顔に生気が戻った。

反対にそれまで攻めていた順平たちに、第1セットのとき以上の疲労感がのしかかる。


こんなに攻めても、顔色ひとつ変わらないのか。


決して背の高い方ではない優子が、少し大きく見える順平であった。

ポイント

大事なラリーを落としたダメージは確かに大きいです。

しかし、そこで弱気になってしまってはそれまでの苦労も水の泡。


それでも弱気になりそうになったら・・・そんなときは、逆にチャンスと捉えてみてはどうでしょうか?

相手だってかなり疲労しています。

ようやく押し切ったと思った相手が余裕の顔をしていたら・・・怖いですよね。


レシーブに限らず、バドミントンにはピンチとチャンスが裏表になっていることがたくさんあります。

常に相手の心理の風上に立てるよう、強い気持ちを持ちたいものですね。


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