勝てるプレーヤーは味の違いがわかる

勝つための46秒バドミントン語録

あなたは直感が鋭い方だろうか。

「鋭い」と思っている人もいれば、「そうでもない」と思っている人もいるだろう。


直感について扱った実験のこんなデータがある。


ヴァージニア大学のチモシー・ウィルソン博士がある日、こんな実験を行った。

被験者である学生に、ジャムの味覚テストを実施し、直感で点数をつけさせたところ、55%が専門家の評価と一致した。

しかし、「なぜそう思うのかよく考えてから答えてくれ」と前置きした上でテストを行ったところ、一致率は一気に11%台に下がったというのだ。


上達するための練習方法・相手のデータを分析した上での戦術の決定・レギュラーの選出などなど・・・

バドミントンの現場には、熟考の上で結論を出さなければならないシーンが数多くある。

ここをどう過ごすかが、運命の分かれ道。

ありとあらゆるデータを引っ張りだし、脳に汗をかくべきだ。


しかし一方で、データのない相手とのゲームなど、どんなに考えても答えの出ないことも多い。

ここで余計な熟慮を重ねると、ジャムの味覚テスト同様、判断力が鈍ってしまう。


そんなときは、直感に頼るという選択肢があることを覚えておきたい。


私たちの脳は、1日24時間365日稼働し、本人は意識していないところでも情報を集積していく。

直感とは、その情報を元に導かれた結論だ。

そしてそれは、科学的根拠がないからといって、切り捨ててしまうのはあまりにもったいない力を持っている。


本当にバドミントンが強い人は、自分の直感をないがしろにしない。

そして、普段から少しでも多く、少しでも深い知識を得るためアンテナを張っている。

それが直感の精度を磨くことにつながることを、経験から知っているからだ。


■ 今日の格言 「勝てるプレーヤーは味の違いがわかる」


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