プロと素人のバドミントンはここが違う

練習

もっとバドミントンがうまくなりたい順平。

今日も体育館に一番乗りだ。

そんな順平のある発言に、大垣は・・・

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まだ誰もいない体育館の重い扉を、力任せに開ける順平。

ネットを張り終えたコートを見ると、自然に気持ちが高ぶってくる。

さぁ、今日もがんばるぞ!!


練習が始まれば、チームの誰よりもハードなメニューを自らに課す順平。

その姿勢に、後輩は彼を「練習マシーン」と呼ぶほどだ。

少しでも時間が空けば筋トレをし、コートが空いていれば先輩を誘ってゲーム練習。


この日最後の休憩時間。

水分補給をしていると、後衛のスペシャリストこと大垣が話しかけてきた。


「順平ちゃん。今日練習終わってから予定ある?」


食事の誘いだろうか。

だが、順平にはこの後にも予定が詰まっている。


「すみません。今日は居残りでスマッシュの練習をする予定なんです。」

「そうなの?いいマッサージ店見つけたから一緒にいこうと思ったのに。」

「そんな暇があったらもっとシャトル打たなくっちゃ。僕、本気でバドミントンに取り組んでますから。」

「相変わらず練習熱心だねぇ。」

「明日は休みですから、今日はギリギリまでやりますよ。」


また誘ってください、と練習に戻ろうとした順平を大垣は制した。


「順平ちゃん。本気でバドミントンに取り組んでるって言ったね。」

「はい。言いましたよ。」

「僕には君が本気だとはとても思えないんだけど・・・」

「大垣さん。それはちょっと聞き捨てなりませんね。僕のどこが手を抜いてるって言うんですか?」


自分の努力にケチをつけられたような気がして、ムッとする順平。

その気持ちに気づいたのか、大垣は少しまじめな顔になった。


「順平ちゃん、練習の翌日とか一日中寝てるんじゃない?食事もコンビニとか。」

「まぁそうですね。」

「そんなことでベストパフォーマンスを維持できるの?」

「うっ。」

「あと、練習終わったらストレッチもしないですぐ帰るよね。そんなことじゃいつかケガするよ。」

「・・・」


もっともな指摘に言葉がでない順平。

大垣は、いつもの笑顔に戻って、さらに話を続けた。


「ラケットを握ってシャトルを打てば、誰だって本気になるさ。でも本気でバドミントンするんだったら、ラケットを持たない時に何をするか考えないと。」

「・・・」

「さっ、今日は一緒にマッサージに行こう。受付の子が可愛いんだ♪」

ポイント

練習が始まると、明らかにオーバーワークじゃないかと思うほどがんばるプレーヤーをよく見ます。

その一方で、同じくらいか、それより少ない練習量でも強いプレーヤーがいます。

その違いはズバリ「練習から離れたところでもバドミントンのための『何か』をしているか」です。


今回のストーリーでは、コンディションを保つためのことを取り上げましたが、


● 本や講習会などで、新しいバドミントンのトレンドの研究する

● 人の試合を見に行く

● 長い目で見た練習内容の見直し


などなど、コートの外でできること・やるべきことはまだまだあります。


コートに立てば本気になるのは当たり前。

一流と呼ばれるプレーヤーは、コートを離れても本気でいられるのです。


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