クロスのクリアが苦手な人はここを直せ!

クロス

クロスのクリアで苦戦する順平。

軌道が低くなって相手に触られてしまったり、距離が出なかったり、アウトになってしまったり・・・

そんな順平に、後衛のスペシャリスト大垣がしたアドバイスとは・・・

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「順平選手・・・大きい大きい・・・ホームランです。」


ある日のゲーム練習。

相手の先輩が順平の打った特大のクリアを冷やかした。


クロスで打つクリアは、順平の最も苦手とするショットの1つだ。

その原因は距離感がつかみにくいこと。

距離を出そうとすれば、高さが出ずに相手に触られてしまう。

かといって、高さを出そうとすると距離がショートしてしまう。

そして、力任せに打てば、さっきのようにホームランだ。


今日は練習参加者が少ないので、もう1ゲームできそうだな。

順平は、コートが空くのを待つことにした。


「あ、順平ちゃんだ。コートが空くのを待ってるの?」


順平に声をかけてきたのは、後衛のスペシャリストこと大垣だった。

軽い会釈でこたえる順平。

そんな順平に、大垣はあまり触れられたくない話題を振ってきた。


「さっきのホームラン、大きかったねぇ。」

「見てたんですか・・・」

「バドミントン界のホームラン王だね。そしてホームランといえば王貞治さんだよ。」

「最近、ダジャレのネタが切れてきたんじゃないですか?強引にもほどがありますよ。」

「うっ・・・」

「だったら言わなきゃ良いのに。」


大垣はその指摘をスルーして、顔を引き締めた。

ダジャレで滑ったらまじめなバドミントン話でごまかす。

最近の大垣の定番になってきている。


「それより順平ちゃん。どうしてクロスのクリアが難しいかわかるかい?」

「それよりって・・・まぁ良いですけど。距離感が取りにくいからですよね。」

「うんそうだね。じゃあどうして距離が取りにくいんだろう?」

「えっ?そりゃぁクロスで打つからでしょう?」

「順平ちゃん、そんなあいまいな考えじゃ問題は解決できないよ。ほら、おいで。」


大垣はそういって、ゲームの行われているコートへ順平を連れて行った。


「ほら。彼が打つクロスの軌道をよーく見ててごらん。」

「軌道ですか?」

「特にシャトルがどうやって落ちるかを、ね。」


クロスが打たれた。

それを注意深くみていた順平は思わず声を上げた。


「あっ!」

「どうやら気づいたようだね。」

「・・・シャトルって、あんなに急に、まっすぐ落ちるものなんですね。」

ポイント

クロスのショットは、コートを斜めに使うため、ストレートに比べ飛距離が長くなります。

そのため、しっかりと距離感をつかんでいないと、狙い通りのところにシャトルを落とせません。


飛距離の長いショットで距離感がうまくとれない大きな理由。

それは、バドミントンシャトル独特の飛び方にあります。


ストーリーの中でもあったように、シャトルは最高点から急に落下する軌道を描きます。

これは、「シャトルの軌道の頂点(最高点)=落下点」だということ。

そのため、ボールなどと同じように落ち始めてからも前に進むイメージだと距離感が狂ってしまうのです。

高くあげるショットを打つときは、このことを意識しておくとうまくいきます。


これはクリアに限らず、ロブなどにも応用できます。

以前「クロスネットが確実に決まるポイント」でご紹介した、ネットの中心を目印に、そこを通るように打つ方法とあわせて使っていきましょう。


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