厳しい攻撃を減らす方法

攻撃

レシーブ力不足に悩む社会人チームの新人メンバー順平。

問題解決のヒントを「レシーブプリンセス」小牧のゲームで見つけようとする。

彼が見つけた問題打破のヒントとは・・・

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わかっている。

ああ、わかっているとも。

順平は愚痴をこぼした。


最初のうちは手加減をしてくれていたチームメイトたち。

しかし、最近は明らかに「弱点」として狙い撃ちにされている。


全部自分にレシーブ力が足りないせいだ。

それはわかっている。

でも、そこまでやらなくても良いじゃないか。

たまには良いレシーブをして、自分を褒めたいよ・・・


そんなことを考えていたら、いつの間にか午前中の練習が終わってしまった。

まったく身になっていない。

ああ、貴重な時間をムダにした。

ますます落ち込んでいく順平。


午後。

ゲーム練習が始まる。

順平は迷うことなく「レシーブプリンセス」こと小牧のコート近くに陣取った。

少しでもレシーブのコツを盗みたい。

そして狙い撃ちされる日々から脱出したい。

そんな思いを胸にゲーム開始を待った。


中盤までは一進一退の展開だったが、終盤になって小牧ペアが少しずつ押されてきた。


順平は、小牧には悪いがこれはチャンスだと思った。

彼女の守備をたくさんみられるからだ。


さて、どんなプレーを見せてくれるかな。

そう思い、コートに目を戻した順平は、ゾクリと悪寒を感じた。


小牧はものすごい顔つきで相手アタッカーを睨みつけていた。

強打にも決してひるむことなく、前へ前へプレッシャーをかけていった。


徐々に相手の攻撃が弱まっていく。

これではどちらが攻めているかわからない。

そして、小牧ペアがトップ&バックの攻撃態勢に入った。

攻守交替だ。


結局、その後の流れをつかんだ小牧ペアが勝利を手にした。


「今の僕に足りないのは・・・これか。」


順平はうめくようにつぶやいた。

ポイント

人生、弱気でいるとロクなことが起こりません。

厳しい攻撃はしないでくれ、と思っていると厳しい攻撃がきたり、とか。

今日は宿題やってないから当てないでくれと思ってたら当てられた、とか。

この仕事苦手なんだよなぁと思ってたら割り振られたり、とか。

そんな経験、ありませんか?

バドミントンでもまったく同じです。

不安を出してしまうと、相手はそこを攻撃してきます。

また、不安や恐怖を感じながらプレーをすると、身体は思い通りに動かなくなります。

逆に「よしこい!」くらいの気持ちでいたほうが相手は警戒してきますし、自分の調子も上がっていきます。


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