バドミントンのサーブリターンはなぜ大事?

サーブリターン

練習が終わった体育館にて。

社会人チームの新人メンバー順平は、新人仲間と片付けをしていた。

そこにちょっかいを出してきたのは、サーブリターンの達人、青葉ミチル。

そして・・・

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充実した練習をしていると時間は早く過ぎる。

今日も気づいたら終了の時間。

順平は新人仲間と片付けをしていた。


あとはモップをかければ終了。

相変わらずゲーム練習では足を引っ張っているが、毎回少しずつでも上達している気がする。

そんな余韻に浸っている順平に、突然声をかけてきた者がいる。


「新人君、ちゃっちゃと終わらせちゃってよ。帰れないじゃない。ほんとドン臭いんだから。」


そこに立っていたのは、青葉ミチルだった。

いつものことだが手厳しい。


「すみません。もうすぐ終わりますから。」

掃除は遅いわ、サーブレシーブはイケてないわ、もうサイテー!」


掃除はともかく、まだ始めたばかりのバドミントンにそこまで言わなくても・・・

しかもなぜサーブレシーブにピンポイント?


「あのぉ、レシーブじゃなくてサーブレシーブですか?」

「はぁ!?決まってるじゃない。バドミントンで最も勝敗を左右するプレイよ。そんなこともわからないの?」


先程まで帰る気満々だったはずのミチルが、いつの間にか順平に詰め寄っている。

いや、顔が近いですから。

少し照れながら話を続ける順平。


「いや、クリスさんがサーブこそがバドミントンで一番重要なショットだって言ってたから・・・」


それを聞いたミチルはなぜかラケットを取り出した。


「コートに入りなさい。その間違った考えをたたき直してあげるわ!」


なんかとんでもないことになっちゃったな。

でも、相手はサーブリターンの達人。

最近がんばっているサーブがどれくらい通用するか試してみたい。


そして10分後。

コートには、サーブをことごとく打ち込まれ、自信を喪失した順平の姿があった。

その様子を満足そうに見届けたミチルは、捨てゼリフを吐いて去っていった。


「わかった?相手の出鼻をくじいて流れをつかむのがサーブレシーブなの。」

ポイント

バドミントンのスタートであるサーブは、決まるとゲームの流れを大きく引きこむことができる、とても大切なショットです。

それだけに、そのまま相手を勢いづかせるか、それを食い止めるかはサーブレシーブにかかっています。

甘いサーブはすべて打ち返されてしまうというプレッシャーは、サーブだけでなく、その後のプレー全体に抑止力を持ちます。

特に、長いラリーに持ち込まれると不利な場合は、序盤でしっかりと主導権をにぎっておくことが重要です。

これまでなんとなくサーブレシーブをしていた方は、積極的なプレーを心がけてみてはいかがでしょうか?


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