最小の時間で成果を上げる練習法

練習

『先週、集中的に練習して完全に覚えたと思ったのに、一週間後にやったらほとんど忘れてしまっていた。』

『練習してもなかなか習得できない。』

そんな経験はありませんか?

もちろん物事の習得には個人差ががありますので、じっくり慌てず取り組むことが大切です。

しかし時間は待ってはくれません。

実業団のバドミントン選手や海外のプロ選手だって決して時間は無限にあるわけではありません。

ましてや趣味として活動されている人だったらなおさらのこと。

限られた時間の中で、どれだけの成果を出せるかはとても重要な課題です。

冒頭の問題に対する答えは、この「時間」の中にあるのかも知れません。

それでは今回のレジュメです。

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■Step1 【忘れるタイミングをおさえる】

■Step2 【毎日練習していても忘れるのは...】

■Step3 【さらに練習効率を上げるには...】

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■Step1 【忘れるタイミングをおさえる】

人間は覚えたことを時間とともに忘れていきます。

さらに、研究によると人間は、学習後、決まった時間ごとに段階をおいてものを忘れていくことが分かっています。

まず最初の忘却は学習の4時間後にやってきます。

次に忘れるのが24時間後。

そして最後に忘れるのが72時間後で、この段階になると覚えているのは最初に学習した8分の1になってしまいます。

1週間に1度しか練習のできないプレイヤーがなかなか上達できないのは、この記憶のメカニズムによるものです。

しかし、毎日練習するのが理想だとは分かっていても、必ずしもそれが可能とは限りません。

そんなときは、24時間、もしくは72時間以内に復習をすることで忘却を抑えることができます。

また、実際の練習ができなくてもノートを見返したり、イメージトレーニングをするだけでもかなりの成果が期待できます。

■Step2 【毎日練習していても忘れるのは...】

学校の部活のようにほぼ毎日バドミントンの練習時間が取れる場合も、このタイミングを理解しておくと、練習成果を上げることができます。

たとえば、今日はスマッシュ練習、今日はレシーブ、今日はフォーメーション...というように間隔を空けてしまうとなかなか効率は上がりません。

そこでもう一度練習メニューを見直して、72時間以内に同じことを復習できるメニューを組んでください。

■Step3 【さらに練習効率を上げるには...】

72時間以内の復習を理解したら、次にその練習をする時間を決めましょう。

こうすることで、更に「72時間のタイミング」を意識したメニューを作ることができます。

また、練習をはじめる時間を決めるのには、もう1つのメリットがあります。

例えば、毎週水曜日の夕方5時からはゲーム練習と時間を決めるとします。

すると、心はその時間の数時間前から準備を始め、その時間に最高のパフォーマンスを発揮します。

同じ練習でも、この「心の準備」があるのとないのでは、まったく効率が変わってくるのです。

練習や記憶を定着させるには、強烈なインパクトか繰り返ししかありません。

限られた時間をどう使うかは、その成果に大きく関わる大切な事です。


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